ものすごく、歩いている。
目の前は階段ばかり。
300段越えてもまだ半分もいってない、て。
あと何段?もう疲れたー。降りたいよー。という情けない声あげてると、手放すことなく、逆にぎゅっと握り強く、グイグイと引っ提げあげられていく。

「上ばかり見なくていい」
「単純に、目の前の段をこなせばいいよ」
言う通りにする。と、いつのまにか、すごい景色。お天道様浴びながら、街を見下ろした。

大吉。
現金もたない主義のわたし、財布の御銭を数えると、(びっくり)1円玉まで数えてぴったりの200円。引くことができた。

今日は一万歩以上?
希望通り、ものすごく歩いた。
またこのあと海をわたる。
かおりん
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