一昨日の公開リハーサル。
一夜、二夜とあけて、冷静な自分が帰ってきた。
それでも、感情が勝る今。
して、本当に良かったと心から思う。
本番まであと数時間、
最後の練習はいよいよこれから。
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■招待者の感想の接点から分かること
グランドピアノで聴くプペル、いいね!全体的にすごく良かったよー!の嬉しい声も聞かれる中。
私の一番の不安点【語りとグランドピアノとの音バランス】についても様々な意見をもらうことができた。
伝えてくれた人たちは、私が信頼をおいているのはもちろん、(じゃないと招待しない!)相手も“あらゆる状態を含めて私をよく知っている”ので、
・本番直前
・それでも!
と、伝えてくれたことに意味がある。話すときには、始終、私たちの演者感情を気にかけながらも「本番前に余計なことかも」「伝えるかどうか迷ったけれど…」。
文字にお越して、連絡まで下さった行動。まず、ありかとう!感謝したい。

■今の感情
最後の最後まで、あきらめたくない。
やるなら、子どもたちが、しぜんと一生懸命ききたくなる…そんな世界を届けたい。

プペルの冒頭。
物語の最も大切な伏線をはる箇所。
■課題と問題
現状、かおりんごの持ち味である“囁きのソフトボイス”ではグランドピアノに敵わず、ストーリーが聞き取りずらいこと。
しかし、今回の会場の音響は、ボリューム以外の調整はできない。音の拾い方を変えるならマイクを変えるしかないが…
グランドピアノや物語と合うものを、とマイクの音色と音質を重視した結果、5本中、最もボリューム的にはないものを選ぶことに(コンデンサーや会場常備の無線マイクだともっと届きやすかったが、すごくマイクマイクした音色でなんか違った)。
■音量調整は自分でするしかない
単純に、自分の語りの方法をかえればいい。
・場面により発声の仕方を変えるか
・マイクと口元の位置関係で調整するか

★練習場所を変えれば、スピーカーや広さにより、聴こえる音は何もかも違う★
けれど、問題は、こと、ボリュームだけの話じゃない。
もっと聴かせたいからと、音量をあげて発声を変えれば、場面により、私の中で作品の解釈自体も変わってしまい、そのあとの“語り”も…物語全体や登場人物の“生き方”に至るまで、すべての解釈を変えなければならない。
特に、最初のナレーションは、ラウドにも、大袈裟にもやりたくない。プロのナレーター風に話すのも違う。
物語のはじまりは、あくまで、“かおりんご”として、かおりんごの声でやりたい。
これまで絵本ライブに来てくれた人たちが言ってくれた「かおりんごの声、好きだな」「なんか癒されるんだよね」て。
プロでも素人でもなく、キャラクターそのものの声から始めたい。
だから、単純に、腹から大きな声を出せばいいとか。そういうことではない。

今から12時間後が《教育講演会》本番。
まだまだやれることがある。
5時間後、ヨーコにあったら、すぐ相談したい。
5時間半後、会場についたら、ルビッチと会う瞬間までのところ、はや読み練習からはじめよう。
ベターじゃなく、ベスト。
できるかぎりをやる。やりたいんだ。
かおりん
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