母や病院の連絡から、準備をしながら、いざリュックを背負うと涙がポタポタと流れて、玄関前。送ってくれようとしたネコサンと目があって、思わず、キッと猫の目になった。
😺「しっかりするんよ!」
😺「今じゃない!(泣くときは)。あなたは十分これまでお父さんに尽くしてきたでしょう」
そう。そうなの。でも、ちがうんだよと説明した。後悔はもちろんない。でも、これまで後悔ないようにやった分だけ、一緒に過ごした時間ほど、悲しさも募るなんて誰も教えてくれなかった。
そして、この流れてるものは、悲しいからではなく、自然と流れてるだけ。
悲しいと意識しないようにしてたって、そうなるのはなる。仕方ないじゃない?でも、悲しいと意識すればもっと流れてくるわけで。
ぐじゃぐじゃグジョグジョになりながら、玄関前で言ってたら、もういいからと。今自分のできることをしておいで、後から追いかけるからね、と。
わかったと握手とハグをして玄関をでた。
写真は数日前のやつ。わたし、とにかく帰ろうと思った。
かおりん