👨「どうだった?」
🍎「…ん?どの件?」
もちろん試写会だよと、電話が鳴ったのは、お昼前、原稿の感想を送った1時間後のこと。
🍎「ライター案件かと思った(笑)」
三週間ぶりの声。ゆっくり質問を重ねて、私の一言一言を慎重に受けとる。最初、どの内容について聞かれているかわからなかった。
電話越し、落ち着いたトーンに、つい本音がボロボロこぼれてしまう。分野違えど、クリエイター。頷きながら、否定するでもなく、ただ耳を傾けて。
“作品作りの難しさ”、新たなことに挑戦するとき、それが一筋縄ではいかないことは、誰よりもよく分かっている。
進化を続ける作品を横、生身の人間に起こる反動の大きさ、夜半語り明かしたかぎり。
👨「ずっと、どうなったのかと思ってた。」
👨「大丈夫、まだ2ヶ月あるよ、かおりん。ここからだ。」

■彼に発した言葉を自分の脳へ
ピアノを聴きながら、歯医者へ出掛ける準備しながら、あのとき、何がダメだったか、どうすればもっとよくなるか。今一度、頭を整理する。
なにがダメだったか。
…なにがダメだったか?
いや、ちがう。
ダメじゃなかった。
やらなければ、分からなかった。
…わからない世界があった。
だから、気づきがあった
それを“もらえた”。
あのとき、新たな表現に挑戦した。
(それは責めなくていい)
私の語り…新たな可能性
やったことのない朗読方法。
その可能性を開いてくれたのは、🍑。
チャレンジしなければ、
一生見ることのなかった世界。
そして、まず!やってやって
…とにかく、やって
本番が終わってから
終わった時点から、自分を感じ、
空気を感じ、みんなをみて、また感じなおして。
わたし自身が、どんな語りをやりたいか。
そのときが、
もう一度、“取り戻した”とき。
本番を迎えなければ、わからなかった。
どんな風に語りたいか。
どんな風に伝えたいか。

当たり前にあることは、いったん手放さないと、その価値に気づけないこともある。
それが確信に変わったのが、その直後。
リンゴの良さってなにか。
私が語る意味。
癒しのヴォイス。
🍑「あれ?」
🍑「かおり、なんか、前の表現より…すごく、上手くなってる」
一度、手放して、もう一度。
本番直後、新たなカタチとして、私の元へ。
ちゃんとかえってきた。

とにかく、進もう。
時期が迫ってる。
今度はいい報告ができるように。
クリエイター仲間、11月22日晩、公開リハーサル。もちろん、彼にも声をかけるつもり。
ここで終われるわけがない。
かおりん
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