何か別のものを探してたら。
建築士の方に描いてもらったイラストが何年ぶりに出てきた。そうそう。10年以上前のこと。
アポ無しの突然訪問にも快く迎えてくれたこと、今でも昨日のように覚えている。

「足と腰が弱い父がいます、もうあと何年も、あの急な階段はのぼれないんです。」
「平家を母のために建てること。それがここ数年の唯一の夢でした。オカザキさん、どうか、父のために…階段のない家を建ててもらえませんか?」
思いつき?かもしれないけど、そのとき唯一父がチラシをずっととっていた事務所へ訪れた。
意気投合するまでは時間かからず、けれど、肝心の父をいっしょに説得するまで約2年。何度も図面を書き換えては家に通ってくれた。

建ててもらってからは、思い返すと、あと一年もすれば“夢の平家”も建って10年(経つらしい)。
今日午後はネコサンと大喧嘩。転勤までの9月の過ごし方について、大バトルしてしまう。
10年時が進めど、価値観の擦り合わせは相変わらずむずかしい。好きなだけで上手くはいかない。いつも躓くのは…同じところ。
明日は2時起き、3時には出発する予定。あきらめたらそこで終わり。明日は楽しむまでとことん歩きたいと思う。
かおりん
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