ピアニストのおじいちゃん、ジャジーな夕方の余韻の中で記憶の連載が招いたこと。

そういえば、聴きながらふっと思い出した。

 

 

 

途中の滝廉太郎『荒城の月』のjazzバージョンで記憶のフラッシュバックが起こり、

思い出したのは、中学校のころ、発表会前、先生に薦められた曲のこと。

 

 

あれは、『さくらさくら』?

 

 

私は、今思えば、その頃は日本風の曲がそんな好きじゃなく、「弾きたい」と思えなかった。か、結局「ちょっとやりたい曲と違う」その一言が言えず…

 

やりたくないも、やりたいも、言えず、どっちつかずの態度に、3回目のレッスンで「もうやらなくてもいい!」と先生が先にキレた。

 

 

 

■くしくも、名前“洋子先生”。

小学校1年生から中学校3年生まで、練習という練習が“大キライ”。ワタシが弾くのは、ほぼレッスンの日と、レッスン30分前。

それでも、小学校高学年になると、ひそかに、将来はピアノの先生もいいなぁとか。

 

 

「かおりは、いいものもってるのに、もったいないよ!」洋子先生の励ましもあり、音楽だけは、ずっと飛び抜けた成績を維持していた(その他の勉強が追いついてきたのは、中学校後半から)

 

 

なんでだろう。

レッスンでは泣かない日はないくらい泣かされたけど。

ずっと辞められなかった、ピアノ。

 

 

★同じ名前、でも、洋子先生はちょっとスパルタ系だった★

 

 

結局、そのときの発表会の曲はドビュッシー『亜麻色の髪』に。

懐かしい。

練習はキライだが、その頃からずっと虜だったんだな。ピアノの音。

先生ほどにも、他の子達みたいにも、私は上手く弾けないと諦めていたけれど、もしも、この先、楽しい趣味として習えるなら、もう一度…

 

 

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新しい私も見え隠れ。

ピアノってやっぱり素敵だよ。

 

 

かおりん

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