不安の正体。

👨「手術、やっぱり必要ないんじゃないか」

思い返すと、昨日だけでなく、前帰ったときもそう言っていた。

結局手術するかどうか。その決断は、家族が押しつけたことでなく、何ヵ月もかけて父本人が決めたことなんだけど、調子がよくなると決まって言い出すターン。

なぜ?母にその理由を聞いてみた。

👧「自分のカラダのことだからね」

👧「やっぱり…お父さんも“怖い”のよ。」

確かに、今度の手術は、脳と胸2回分。サクッと終わるものじゃない。

合計約6時間。朝手術室へ入り終わりは夕方頃になります、と告げられていた。

■DBS脳深部刺激療法

局部麻酔→全身麻酔

まず、脳ミソに装具をみにつけ、そこから局部に向かって針を刺しながらする手術を行い、本人を起こしてから脳の動きを確認する。

そして、次に全身麻酔に切り替え、胸に電極を埋め込む手術へ。脳の局部と胸の電極を首経由からパイプでつなぐというもの。

朝昼晩、何ヵ月も悩む

👨「親にもらったカラダ…」

👨「そのカラダに“傷”を入れるのかと思うと、泣きたくなる」

👨「そこまでして、自分は生きたいのか(そうしないと生きられないのか)」

👧「結局、本人が不安定になるのは、病院対応とか色々あるけれど…」

👧「今回は今までと違って…大きな手術になるから」

👧「きっと“恐怖”なんだと思う」

意識か無意識か。

とにかく怖い、ということ。

(そらそうだよね。脳パッカーンあけられて、カラダに電池入れられて、それを首経由でつながれるというんだもの)

手術するといったり、しないといったり
いったり来たり

🍎「うん、怖いよね」

🍎「でも、とくに、男の人は“痛み”や“覚悟を伴う苦痛”に対して、女性より弱かったりするから。尚更かも」

👧「そうだね」

👧「ほんと、男って…ちゃっちゃっとカクゴ決めんかい!と思う」

🍎「る、るりちゃん…あなたは“キメスギ”だから笑」

今日のお昼は再びTULLY’Sへ

■ピンチのときほど「よくみて、よく考える」

お父さんの不安取り除くのは無理かもしれない。手術もやっぱりしないと言い出すかもしれない。

でも、未来に後悔しない選択を“引き出したい”。私の今回の役目はそこ。今日もその一点だけに集中していくよ。

黒かりん糖とフタバのジャムパンも持っていきます。待っててね、お父さん🎵

かおりん

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