「趣味ってなに?」

何気ない会話から、いつものスタイリストさんに訊かれて、全く答えられない自分にびっくりした。

趣味?

渡されたタブレットの雑誌欄には“趣味”のカテゴリーが山ほど。何度指を右へ右へ動かしても、一向に最後の一冊まで辿り着けそうにない(すごい冊数に、種類…)

👨「旅行?食べ歩き?ほか、好きなものは?」

確かに、ときどき旅行はするけれど、趣味ってほどでもないし、好きな食べ物はころころ変わる。ずっと変わらないのは、おにぎりくらい?

👨「おにぎり…は趣味とは言えないね」

👨「というか、それなら趣味は旅行です、でよくない?」

途中ハッと思いつき、毎日(通勤で駅まで)散歩よくしています!じゃあ「趣味は散歩だね」となった。

が、なんだか釈然としない気持ち。

🍎「あ、そういえば、お酒も呑みます」

👨「酒か…あんまり対外的にいうには…うーん。どうなんやろ」

🍎「(ハッ)そういえば、昔、よく行ってたカフェバーの店主から『悩むのが趣味やね』とはよく言われました」

👨「う、うーん。それいうなら(外で対人にいうなら)さっきの散歩という方がいいかもね」

🍎!

👨「というかさ、こういうとこでの会話は、もっと適当なもんだよ。こだわりが強いのはいいけれど、もっと軽くてもいいのでは?」

🍎「か、軽く?」

こういうのは、こだわりが強いととられるんだ。そういえば、このお兄さんとは以前にもこういう話になったなぁ、と思い出した。

🍎「すみません。私、こう、率直に疑問に思ったことを考えるの嫌いじゃなくて。」

👨「あ、自分も考えるのは嫌いじゃないよ。むしろ好きな方だよ」

あとから、彼が年下だと知り、ビビり(絶対歳上だと思ってた!)。

こういう会話自体、色々と興味深い。

そのあとは、お兄さんの趣味は漫画読むことだとか聞いたり。相手は誰か?によって、伝える趣味の内容は変わるんだろうなぁと思った。

本当の趣味と、人前で話す趣味があるのかな。

趣味とは?

私の中では、それは、ライフワーク(私にとってはヨガ)とはまた別モノの存在価値。自分の好きなことで、今まで継続的に時々やってて、これからも続けていきたいこと。

帰り道、あれこれと考えた。

…あ、書くこと。このブログはそうかも!?

バチっと目ん玉前に光が走った。

旅行は好きというより…

今の暮らしそのものもその一部の気がしているし、散歩は毎日やってる歯磨きみたいな感じだし、漫画も好きだけど、趣味といえるほどか?は甚だギモン。

趣味ひとつ、適当な言葉で、とか、この場凌ぎのやつを!と求められてもできないなぁと痛感した日。

まぁ、それくらい、自分にとって、どうでもいいテーマであるんだな(と納得しました)。

やっぱり悩むが趣味です。

かおりん