そういえば、ふと思いだした。

すきになったら。
これを読むとき、
いつも【たったひとり】を思い出す。

「すきになったら しりたくなる」
会えたときも、
会えないときも、
つらかったきもち。
時計がずっと気になって、
“時間”しか考えられなかったこと。

それで、思ったんだ。
どんなに近づいても
ひとは、結局、ひとり。
思うようには“重なれない”こと。

求めるきもち、
育つほど、うれしいより、
苦しくなる。

“運命”と信じていた、あの頃。
『すきになったら』
読み返す度、今もときどき心キリキリ。
かおりん
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