今、会いたい人へ会いにいく。

そう、今会わなければ。

急遽、予定していた名古屋行きを変更したのは春くらい?

スケジュール帳を見ながら、悩む母をみて「5月の名古屋行きを変更すればいいのでは?」思いがけないネコの提案からはじまった。

👧「ほんとに!?…ネコサン、いいの?」

🐱「にゃい(御意)」

🍎!

そのときは、名古屋行きを変更し、金沢へ行くはずだった。が、そのあと手術が決まり急遽富山へ行くかどうか、となった。

そもそも30年ぶり、お店への突然の連絡から。

父と母の東京時代の友人。お店の方へかかってきて、ひどく驚いた母。

お父さんが会えればいいのに、と呟いていたが、何日か重ねて行くうち、どこかのタイミングで(自分が)行かなきゃに変わっていた。

まず、父へも報告しにススマへ。

そこから母と私達の北陸行きへの“準備”スタート。

伝えると、父は奇跡的に名前を覚えていて、施設が毎月出してくれる通信(父の写真が載っている)を何度かお手紙を添えて友人の元へ。

その間に、父へ友人への応援メッセージも書こう!と説得。ハガキ一枚、父の直筆メッセージを。

当初の弾丸金沢一泊旅の予定をリスケして、3人の予定調整後、合間、富山プラスして2泊に。

でも、ホテル選びの春当初、コロナのおかげさま、たとえ病院まで行けても「会えないかもよ?」という状況…

母の心は決まっていた。

👧「もし会えなくても仕方ない。…でも行きたいの。今がいい」

🍎「え?」

👧「父さんの写真とこのハガキを直接病院へ届けに行きたいの」

🍎!

そのあと、この5月、コロナが五類になったのも奇跡。でも手術日が私たちの金沢入りの日と決まり、術後の経過によっては…会えないかも?と。

ただ、どんな状況になっても動けるようにだけはしとこう!と宿とレンタカーをおさえた後、なんとか直接面会できそう!と聞いたのは、つい数日前だった。

山口から神戸へ

神戸から金沢へ

そして、いよいよ富山へ…やって来た!

金沢から車で1時間ちょっと

到着後、私とネコサンは病院の待合室で待つことに。母は緊張の面持ちで談話室へ向かった。

そして、待つこと40分…

放心状態の方。

🐱🍎「…どうだった!?」

👧「うんうん、たくさんお話できたよ」

第一声後、気が抜けたように放心状態へ。30年以上ぶりの再会、ここは富山、横に父はいない中(もともと父の友だち)本当よくがんばった。

👧「昔、本当にお酒が好きな人でね。東京時代はみんなでよく呑んでいたんだよね」

👧「お父さんが来れたら一番良かったけど…」

👧「最後ね、次来るときはもっと元気になってるから、て」

🍎!

👧「だから、私もね、また来るからね!て。元気でおらんといけんよ!て伝えたよ」

たとえ会えなくとも。

と、数百キロの距離を飛び越えていこうと決めた気持ちはどんな感じだろう。

30年後、…そんな風に思える友だちや仲間がちゃんといるのかな。たとえ、間に一度も会っていなくても。

今回(きっと)決死の覚悟で来た母。

無事会えたあとのとてもやりきった感、半端なし。早々に車に乗せて本日の宿へ。

とりあえず呑もう!ネコサンの運転で再び金沢へ向かった。

かおりん

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