なんかね、めっちゃ良かった!
このあたりは桜の名所も多く、ただのドライブがきもちいー!
完全予約制でAM9:30入場。季節的な、桜の時期とかもあったかもしれないけども、屋外•屋内ともによく考えられてる設計だった。
春、とてもいい時期にこれたなぁ。
屋外では、アンパンマンの遊具で遊んでいる子達がいたり、お弁当もってお花見していたり、色んな年代の人が思い思いに過ごしていた。

外、色んな大きさのアンパンマンがいる✨笑
94歳まで生きたやなせたかしさん。
漫画家として成功したのは50歳過ぎてからで、80代以降の自分年表に、ふるさと貢献の文字。
地元、香北町へアンパンマンミュージアムと記念館を建てた。一階ミュージアム玄関入ると、大きな窓と吹き抜けになっていて、香北町の豊かな自然の光景が広がっていた。
産み出したお話やキャラクター達もそうだけど、ふるさとへの想いも、伝わって来るものがあった。


すごいでっかいのもいた✨
朝行くとき、宿のおかみさんから「この高知のアンパンマンミュージアムは他の県のものより、けっこう“大人”なんですよ。だから、その人によって見る時間や味わい方もだいぶ変わるかも」
AIに聞いた所要時間は1時間半だった。
私達もそれぐらいかなぁと思ってたら、なんの。気づけば、12時回っていて、びっくり。
アンパンマンミュージアムもよかったけど、その後行った「詩とメルヘン絵本館」もよかった。
そこは1時間間以上かかっていた。

私はもちろん来たくて来てて…
でも、びっくりは、ネコサンも同じくらいの時間をかけて、じっくりと回っていたこと。
行きしなのドライブで、やなせたかしの生涯が分かる本を2時間ほど朗読しながら(聞いてもらって)来たのだけど、一言で「優秀だわ」と感銘を受けていた。
なんか嬉しかった。


そう、そうなんだよ。
私もびっくりだったけど、アンパンマンの根底にある哲学は深かった。
まさか、かつての戦争体験での飢えと戦ったひもじさや、そこから「本当の正義(ヒーロー)とは何か?」の自問自答から生まれた話とは思わない。
帰りのドライブ車内、アンパンマンマーチの真意を朗読する下りで、東北大震災が起こった後ラジオでひっきりなしにこの曲のリクエストがあり、子どもも大人も多くの被災者を励ましたという話はうなずける。
94歳までの年表を眺めながら、大事な人と少し大切な価値観を共有できたのも嬉しかった。

外、お散歩もきもち良かった✨
歩くと、いろんなキャラクターの銅像があって、ベンチもたくさんあって、バイキンマンやドキンちゃんの横に座ったり、ゆっくり桜を眺めたりした。
世の中のクリエイターさんや漫画家さんやイラスト描く人や作家さんやは一度ココへ来てみたらいい。
きっと、励まされるし、色んな刺激がもらえるかも。あぁ、こんな人生もあるんだなて。

とても興味深い時間だった。
ドライブ最後。
ネコサンと、改めて【正義とは何か?】について話し合った。やなせさんが追いかけていたもの。少しふれた気がした。
個人的には、単なる工場見学に行くなら、こちらがおすすめ。想いと歴史が詰まっています。
高知、香美市へはまた遊びにきたいと思った。
かおりん