先生というしごと。徒然ひとりごと。

この仕事を10年ぶりに再開して、2年半ほど経過した。

次週の道徳テーマは“勤労の精神”。子どもたちにも今頑張っているお手伝いやしごとについて考えさせる組み立てを考えていたら、自分自身も振り返り。今朝、パワポ作っていたら、いろんなことを考えた。

▪️40代から復帰した“先生業”

どうやったら(自分を使って)身近な社会に貢献できるか?と考えた末、無理やり40代に入って再び飛び込んだ世界。

10年経つと教え方も教材も何もかもが変わっていた。デジタル教科書使った授業ひとつ、教え方を吸収するにも、相手に気遣わせつつ教わるにも、けっこうギリギリのタイミングだと肌で感じた。

でも、そんな中でも、ある意味一番育てられたのは目の前の子どもではなく“自分自身”の方だったと思う。

とにかく、授業一つ、接し方一つ、毎日本気で取り組んだ。

前年度に引き続き、今回も道徳担当になったことも大きい。絵本ライブでは絶対(ぜっっったい)手にとらない本をよく読んだり、読み聞かせたりするようになり、ある意味世界が広がった。

図書の専門家の図書館司書の先生が味方?についてくれたのも大きい。

人生てほんとふしぎだね。

小学校のときなんて本を読む習慣もなかったけど、大人になって、教えるようになって、死ぬほど絵本やそれに纏わるものを読むようになった。

教えるひとは、ずっと学び続けるひと。

物事に本気で取り組んでいる間に、人はよく育つ。今週の授業では役割演技を沢山取り入れたけど、改めて未就学児から就学時になった段階の子どもに“なりきって気持ちを考えさせる”が大切だと気がついた。

この学びをどうやって、また人々へ返していけるか。最近はそういうことばかり考えている。なんとなく気持ちのメモとして。

かおりん