Canadaに着いてからは、まるで子ども。妹の住まいケリスデールをはしゃぎながら歩く父。
機内では、殆ど寝れてなかったのが嘘みたいだ。
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日本時間、22時頃。
◼ストレス性の激しい胃痛におそわれる
真夜中2時、ほっと一息、暗闇の中で配られていたクッキーを食べる前。「胃が‥胃が痛い」と父が苦しみ出したのは、この2時間前くらいのこと。
最初、わたしは特に気に止めず、大丈夫?と言いながら小説を読んでいた。
◼事態急変、CAさんに薬はないか尋ねる
「かおり、ちょっとスチュワーデスさんに薬ないか聞いてくれんか」。
上の棚をあけ、常備薬を探していた母るり、どうやら別れたときの空港手荷物検査のとき、そういえばポケットに入れていて取られたかもと。
「ちょっと‥胃が切りこむみたく、刺すように痛い」

★ごはんはすこし食べれていたが★
🍎え?
🍎‥胃に切り込むように(*_*)
慌てて、ドリンクサービスで回っていたCAさんに「Do you have any medicines? maybe, he has‥ kind of terrible stomachaic !」
父の様子からすると、ストレス性か気圧の変化によるものかも?
‥切り込むように痛いって英語でなんていえばいいんだ。
◼機内に薬なし
CAさんによれば、機内には薬はおいてないとのことで、彼の症状的にemergencyかどうか(緊急性のあるものか)を逆に尋ねられ、「いや、そこまではないと思うけど、ならば、どうしよう‥」なんだかニュアンスが伝わらない。
日本人スタッフ連れて来ましょうか?となり、お願いしますと頼んだところで、なんとお隣の方から声をかけられる。

👦「日本の、胃薬もってますよ!」
低い声。通路をはさんで、向かいの、男性がバックから薬を取り出してくれていた。「抗生物質もいりますか?」。その後ろにいた男性も立ち上がって「自分も“正露丸”もってますよ。もしよかったら‥!」
🍎‥!?
🍎「す‥すみません、みなさん。ありがとうございます(>_<)」
隣の男性かろ薬を2定もらうことに。
その間に、窓側にいた日本人女性‥多分同い年くらいの方が、流暢な英語で父の状況を説明してくださった。
私の説明も英語に転換、付け加えて。そんなに大事ではないと思うこと、そして、薬を頂いたからこれで様子をみたいということ。
👧「大丈夫ですか!?」
🍎「すみません、とっても助かりました(>_<)」
👧「いえいえ、良かった!(隣の男性が)薬持ってて」
🍎「きっと、胃自体は大したことないと思うのですが、父は持病があり、ちょっとそちらへの影響も心配で‥飛行機に慣れてなく。」

あとで話せば、今、アメリカ在住で、日本人だけど、小さいころから暮らしはずっとそっちだから、喋りもOKなんですよー🎵と。
👧「心は、“日本人”ですから、こういうときの気持ちも、よくわかります」
暗闇の不安がパッと晴れる瞬間。
にこやかな表情、明るい中にも言葉を選んでくれる気遣い、隣の男性の「大丈夫。よかったです」とともに、グッときた。
◼少しずつ回復
苦しそうだった父の表情も、30分すると、少し穏やかに。その後、気にかけてくれていた男性のCanadianスタッフが何度も声をかけてくれた。
ハラハラしつつも、皆さんの優しさに助けられた件。

よかった。
どうにかこうにか、皆で太平洋横断!
色んな“shock”を頂きつつ、いざCanadaへ。すっぴんで入国前のカメラパシャっと、無事に入国審査も潜り抜けた。
かおりん
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