流れのままに生きれば。

流れのままに身を任せていると、ときどき良いことが起こる。

すったもんだの数日。

わたしは、まだなぜか山口にいて、でも気持ちはソワソワして落ち着かない。本当はお墓参りにでも行きたい気分。

ただ、ここ数日の病院からの連絡や頻繁な呼び出しも考えると(あと母の疲れもひどい)近くにいた方がよく…

あ、そうだ!と。

仏様の周りを掃除しようと思いついた。

お茶やごはんを置く台、果物を置くところ。

その下の台とかろうそくやお線香がおいてあるところも。けっこうな埃をかぶっていた。

確か買ったのは30年以上前、私が小学3年生のとき。おじいちゃんが亡くなった後、新しく新調しよう!と父が一生懸命選んだ仏壇、仏様。

もしかして、ここが綺麗になれば、おじいちゃんやおばあちゃん、ご先祖様も喜んでくれるかな?

防府のお墓へ手を合わせに行きたい気持ちをぐっとこらえて、そんなことを考えながら拭き拭きとふいていった。

が。

そんな、はじめた矢先…

ピンポーン。

信じられないことが起こった。

👩「かおり…!!」

🍎「え」

👩「おじちゃんだよ!!」

玄関をみると、昨日電話で話した叔父がやぁやぁと現れていた。本物だ。びっくり。手にはお供え用のお酒をもっていて、お線香をあげにきたよと。

急遽の来客。おじちゃんまってね!と、大急ぎで仏様周りを綺麗にピカピカにする。叔父とはそこから2時間、母も含めて色んな話をした。

すると、母があれだけ気にやんでいた法事の件もするっと決まり、来月うちで行うことが決定。食事した後、みんなでお父さんへ会いに行こうとなった。

すごい。

これって仏様パワー!?

父と叔父との関係は少し複雑で、家族もしばしば配慮しながら【事を進める】ことが多かった。

でも、やっぱり顔と顔を合わせて話すって大事。これまでのお互いの関係や信頼もあり、お墓の件なども含めて、昨日母も自分の意見を堂々と伝えていた。

父がいるときも、いないときも、毎日ずっと手を合わせ続けてきた母。きっとご先祖様からも守られているんだね。

おじいちゃんもありがとう!

この話はあとで父にも必ずしよう。自分の弟を忘れないように「おさむさん」という言葉は連発しなくちゃ。

その後も電話はなり続け、母はあくせくしていたが、お父さんに早く会いたいと思った。

かおりん