芸術とか絵の良さとか、まったくわからない。
顔が色んなところにある。お父さん、何がいったいいいの? けれど、朝出掛ける前、ピカソ見ながら嬉しそうな父と喋っていて、ふと考えた。「ピカソは晩年も精力的にかいていた。そこら辺に白い紙があれば、もう描かずにはおれなかったらしい」その話を聞いて、なるほどなと。

多分だけど。
周りからみれば、“精力的に”みえる行為は本人からすると“ごく自然なこと”だったんじゃないかな。
“夢中”てことばもあるけど、実はそれとも少し違っていて。もっと“普通”に近い感覚。衝動には駆られながらも、本人にとってはそれ自体で、ナチュラルな状態だったんじゃないかと思った。

『えんとつ町のプペル』byウサギ画伯
◼止められない衝動てある?
食べたいとか、寝たいとか。さらに言うと「~たい」よりも「~てしまう」のが近いかな。やめようと思っても止められない、それをしてる私が私みたいな。
芸術はわからないけれど、芸術家と呼ばれる人々の根本には、そんな感覚があると思う。評価は、勝手に人がつけるだけ。
やりたい。より、やってしまう。
そういう衝動に、いつの時代も、きっと負けちゃうんだ。人間て自分が思うよりもずっと、しょうもなく弱い生きものだから。
かおりん
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