ライブジレンマ。弱い自分と戦うとき。

なぜだろう?

人のライブでいったいなに考えてんだ。

いや、悪くない。

終わったあと、あの小説が急に読みたくなり、ふらふら精神さなか、取りに戻ろう。それだけ決める。ヨーコに読んだあれは、たしか短歌詩人のストーリー

「かおり、それ。それもいつかやろう」

そういえば、自分なら、この場をどう演出するだろうとか。ライブ中、集中を妨げる自分の思考と戦っていた。

結局。

一時間のライブは、全ては観ることができず(私には、少し音楽の刺激も強かったよう)最後までその場にいることができなかった。

密閉空間。20名。そして鳴り響く音楽と。

「かおりんさん、大丈夫?」

感度の強い、もう一匹のウサギさんの声。ハッとして、椅子をお借りして、ふぅ。

プペル本番は12月。今日より10名多いことが予想され、ライブ時間は約一時間半。私、この、自分の感度問題もクリアしないとまずいじゃんか。

ちょっと弱気になる

やりたい、やれるだろうか。

いや、こんな気持ちでどうするんだ。

いや、そもそもなに考えてんだ?

 

叱咤。

押し寄せる不安とか吹っ飛ばせたら。

とりあえず、だめだ。

帰ろう。まず、あれを手元へ

どこまでも勝手だ。

勝手なわたし。

 

かおりん

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