はじまりはとても小さな会だった。
四年前、最初はひとり。あるイベントきっかけに、語りだしたことから。「みんなといっしょにストーリーを感じる」世界に魅せられた。そのあとは、ただ、ただ、やりたくなって。楽しくて。気づけば、リンゴを被り、一人、飛び出していた。
■人生の転機
1年半前、プペルという絵本との出会い。
まさか未来に、大勢の人へ「来てください」と宣伝活動する自分がいるなんて思いもよらない。もともと、わかる人が分かってくれたらいい、そう思っていたから。
■ところが
著作権フリー。
絵より、お話より、なによりも最初はその名目にひかれた。失礼にも、読み出した当初は、この作品がすごくいいとは正直思えなかった。読めば30分もかかる。…しんどい。
ところが、何度も繰り返し読むうちに、「信じても大丈夫」「自分を貫くんだ」。自分にいってもらってるような感覚。いつのまにか大きなエールをもらってるキモチがしてくる。あれ。もしかして、これ、意外にいい話かもしれない?
■いつのまにか変わっていくキモチ
いつからだろう。でも、練習含め、10回も読まない段階で、こう思った。
「この作品を完成させるなら、大きなスクリーンがある会場でないとダメだ」。小さな絵を見せてるだけでは、宇宙と繋がるこの壮大な世界観も、原作者が何を伝えたかったか。ここまで、社会を風刺してまで、描きたかった本当のメッセージも伝わりづらい。
■音楽が出来上がっていくとともに、変化していく気持ち
押し上げてくれたとすれば、仲間の存在。いっしょにやろう!そう言ってくれる人たちがいた。そして、何ができなくてもずっと応援してるから!そう握手を交わした人たち。
なにより、この作品づくりのポイントは音楽。サウンドも内容も、ここに一ミリの妥協もしたくない私に、まっすぐに応えつづけてくれた。それが実は一番でかい。
有名になりたくないコンプレックスを打ち破ってくれたとすれば、その世界観をつくる音楽。出来上がったとき、純粋にいいと思った。「これすっごくいい!」声を大にして伝えたくなる。
今もどんどん近づいてる。1年前、自分が思い描いていた、カタチへ。
■これは余談だけど
なんだろう。
二人の練習はとても真剣なんだけど、笑いも絶えない。抱き合ったり、ときには怒ったり。たまに、マジキレあって言い合うこともあるけれど(お互いに真剣に作品づくりをしているかは仕方ない)最近は、途中ときどき、ヨーコのとちりさえ、いとしく感じる。それにもユーモラスもって合わせていけたらいいなと思っている。
■今日14時から開演
場所は、アットホームな飾磨図書館のホールで。一人でも二人でも、届くものがありますように。
駐車場スペースは広くないから、電車かタクシーでのご来場をおすすめするよ。応援メッセージもありがとう。うん、がんばってくるよ。まずは、わたしたちが楽しめるように。それを感じてもらえるように。
マネージャー業、ポチポチ映像、照明・音響さん、受付、その他もろもろ、どうぞよろしくお願いします。
今日は夕方から夜にかけて、打ち合わせ2件。長い一日になりそうだ。みんな、温かくしてきてね。会場で待ってるよ!
かおりん
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