夕方、一人祝杯。
なぜ、この病院に入院させたいか?手紙にはそれをできるだけ端的に書いた。
父の場合は、脳の深部を刺激する電池が5年目を迎えてそろそろ切れそうだということもネックにあり、担当外科医は防府の医療センターから月一で医師会病院に診察へと訪れていた。
手術の相談やそもそもするかしないかのことの相談も、医師会にいればスムーズにできる。そう思ったし、何よりパーキンソン病患者として森松先生に10年以上診て頂いている。
家族としては、もしかしたら最期になるかもしれない時をここで迎えられるなら他院よりも本望であり、本人もきっと安心できるはず。
伝えるべきときには伝える。
ひなたと寝たままのお父さん。今もみんなを動かしているよ。
かおりん