一抹の不安ある。そんなのは人生当たり前だ。

一抹の不安。

ある。それどころか、私には日々100抹くらい不安が尽きない。その最たるやは、私は私らしく生きて(しまって)この選択が本当にいいのか?ということ。

笑顔も作れないよ、そんなとき。

◼所属なんかクソだ

今じゃ、自分の“帰れる家”を、姫路に、長野に、山口に、そしてネコの待つ岡山に、いろいろ作ってしまった。

私の所有してる物件なんて、実は、一つもない。けれど、私はそこを帰りたいホームと思っていて、これからも、きっと少しずつ増えてゆく。一番の不安は、ネコ旦那が、この状況を横に、いつまで一緒にいてくれるのか。

◼結婚時のやくそく

「もう我慢しなくていい。かおりんは、生きたいように生きたらいい。それをサポートする」

嘘みたいなことをいった。

人生で一番ツラい時期に出会った彼は、まるで私と正反対。お得大好き、効率主義の理系なサラリーマン。結婚?人生最大の選択を、一番自分らしく生きれてないときにしてしまう。私は私を信用できず、何度も疑って。

でも。

最後は信じることにした。私じゃない、選んだ彼のことば。怖いけど、ダイブ!考えるのは、そこからにしたらいい。

◼死が二人を別つまで?そんなの分かるわけない

何十年も一緒にいれそう。そんなことが結婚する決め手なんて、思えなかった。ただ、二人が一緒にいようと思える時まで。お互いの愛想が尽きるまで。それで充分じゃない?

未来にどっちか大事な人が出てきたらそれはそれ。その日までで。だから5年後の今。まだこの関係が続いてること自体、これ、私には、ありえないミラクル。

◼ぶっとびは結婚当初から

海外で暮らしたい。

もともとあった秘めた想い、結婚生活もこれじゃムリだなと。ネコはとうとう受け入れる時期が来たときも「分かった。かおりんにそれだけの稼ぎができたなら、仕事やめて一緒にいく」

人間界では、いつも常識人。日本をこよなく愛する彼は、猫らしい日向ぼったこ生活を夢見るようになった。別れ話も100度を越えた、結婚3年目くらい。

結婚して、説明責任を学ぶ。一緒になってからの口癖は「ちゃんと(旦那の自分を)まず納得させて」。

やりあうこと5年。

◼私は私らしく生きてもいいのか?

それでも、今でもきっとこれが最大のブロック。私は一つところに、止まれない。知ってる。私にとっては、自分らしい生き方をただ実現したいだけ。でも、それをすれば、確実に“ふつうじゃない”。

◼誰にも言えなかった、100抹の不安

「かおりんは自由でいいね」

「旦那さんやさしくて」

色んなところに飛び回ることも、きっと変人。本当は家庭にたいし、めいっぱいの罪悪感と不安がある。

どうして、ふつうに生きられないのか。就職して、結婚して、子ども生んで、両親安心させて、マイホームかって。わたしは、そういうのが正直全然魅力的に思えない。でも、なぜ、それを欲せないのか。せめて母になりたいとか湧けないのか。欠陥人間なのか?

人生最大のコンプレックス。それは“自分らしい生き方”貫くほど、はぁと思われる状況を招くこと。もしも年取っていきるなら、愛されるおばあちゃんになりたい。それだけなのに。そばにいてくれる人の愛は、一体いつまで続くもの?

20周年スゴすぎる

◼アウトサイダーになります

もともと、そうだった。でもカオリンゴドットコムを立ち上げようと思ってから、少し覚悟して、あきらめた。わたしはもうわたしに嘘がつけない。

所属も常識もクソ。ワンパターンな生き方も飽きる。周りのよう、同じようになりたいとも思わない。ただ一つの生き方がしたい。

だこら、信じるしかない。私の道。

ネコサン、もう少し一緒にいてね笑

不安も一緒で大丈夫。全部まるごと抱えて、私らしく歩む。そう決めたんだ。

 

かおりん

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