今朝AM5時半。
目が覚めたら、るりも起きだした。おはよーから少し話すと「なんか気持ちが“負”に落ちる」と黙りこむ。
確かに、昨日のことを思い返すと、それだけで頭が痛い。
👧「こういうことが、これからも、ずっと続くのかな」
👧「わたし、あれに対処できるんだろうか」
昨日この件、ネコサンにもきくと、それって【せん妄(せんもう)】じゃないかと言った。
🍎「なにそれ?」
🐱「【術後せん妄】っぽい。先生にそう言われなかった?」
🐱「一時的に、幻覚が見えたり、話のつじつまが合わなくなったりするんだよ」
🍎「昨日はその幻覚が尋常じゃなかった。絶対安静だよ!と言っても全然聞かなくて…」
🍎「本人にとっては、ここにいたら危ない、早く逃げたい!と思ったみたい。」
🍎「体に点滴とか『おかしい』と何度も言って、しまいには自分で酸素マスクや管を外しだして。」

■昨日の父のビックリ発言
『かおり、こいつらみんな人殺しだ、手術室で死体をみた、女も男もいた、みんな騙されてる、このままだと母さんもお前もみんな殺される』
動かないでや絶対安静だよというと「なんであいつらの肩をもつんだ」「お前も騙されてるのか」と興奮して動き出す。
途中から父の話に合わせることにした。
🍎「わかった。お父さん。あいつら、みんな敵なんだね」
🍎「…一体逃げるにはどうしたらいいの?」

あまりの興奮状態、父に合わせた会話をすると、少し落ち着く。
そんな中途中、看護師さんの元へ。睡眠導入剤を入れてもらえるようお願いしていた。
■ところが
術後すぐは麻酔との兼ね合いもあり、睡眠薬は入れない方がいいとのこと。
もしまた動き出そうとするなら、手もベッドサイドにくくりつけるかもしれません、と言われた。←マズイと感じる、更に暴れだす本人をインスピ
このあと数十分は父の妄想世界と会話。体はとにかく“暴れる”感じ。

合間、先生や看護師さんが病室からいなくなると
『かおり、廊下に出て今すぐこいつら人殺しだ!と叫べ。この病院や先生の名前でよく調べろ、ここで何人も人が死んでいる』
それに対してNO対応すると「お前は父さんの言ってることが信じられないのか」と、体についてる全ての管を取り外そうとする。
👧「…ちょっと、やめて!!」
👧「だから!ダメなんだってば」
👧「今は絶対安静なのよ!」
真っ青、力ずくで止める母。きかない父。本人にとってはここはとにかく危険なのだ。

■病院へお願い、主治医の判断
尿管カテーテルも、術後三時間は絶対と言われたが、父の様子を何度もみにきてくれた先生が最後には「外しましょうか」と。
そして、本当は使わない方がいいはずの睡眠薬も「なんとか入れられないでしょうか」。最後は結局入れてもらうことに。
間に、行動が危険だと判断されたのか、四人の大部屋からナースステーション横の二人部屋へ。
母と二人、先生や看護師さんに何度も頭を下げた。
気づけば、5時過ぎ。
手術終わったこと連絡しなきゃと思っていたが、術後1時間半が経過していた。

想像もしてなかった
翌朝、今思い出して。
母が肩を落とすのは無理ないかも。せん妄、おさまっていれば…。
とりあえずモーニングでも連れてってくるね。あったかいものでも飲もう。
かおりん
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